[チェッカーリング Work]
シェリフフレーム、既存のチェッカーリングを削りおとし新たに実銃用工具、ブローベチェッカーリングツール20LPI(一インチの間に20本のミゾが刻まれる)にて、チェッカーリングを刻みました。細部の修正(最上部の深い溝など)は60゜ニードルノーズで仕上げています。20LPIのチェッカーリングはビューローモデルなど多くのカスタムガンに採用されています。


[チェッカリングツールミゾの入り方]
20LPI= 約2.54cmの幅に20本のミゾが入ります。
30LPI= 約2.54cmの幅に30本のミゾが入ります。
40LPI= 約2.54cmの幅に40本のミゾが入ります。
50LPI= 約2.54cmの幅に50本のミゾが入ります。

*以下にチェッカリングツールのの使い方を紹介いたします。初めての方は参考にしてください。▼



[チェッカリングツールの使い方]
初めての使用方はまず不要の金属画像の手順で練習してください。
注:通常のヤスリは押してきりますがチェッカリングツールは押す、引くのいずれも使用します。
画像のツールは30LPIを使用しています。
(1): チェッカリング対象物をバイスに固定し<、まっすぐに前後にミゾがずれないようにして5回〜10回一気に削ります。
(2): ある程度の深さ(仕上げの80%位)まで切り込んだところです。
(3): 最初に切り込んだセレーション(ミゾ)のおおよそ半分くらい矢印A部分に重ねて最初のミゾをガイドにしてさらに5回〜10回一気に削ります。
(4): 半分をガイドにして削り込み幅を広げたところです。
(5):チェッカーを入れたい部分までこの作業を繰り返し、最後に深さのばらつきを整えます。
(6):縦の部分も同じ工程で行いますが、注意点として縦に入れる場合は横に入れる時の
倍以上の力を必要としますのでご注意ください。また、交差する縦線が斜めに入らないよ
うに注意して入れます。(ガイドを使用するのも一つの方法と思います。)
上画像のグリップフロントも20LPIを使用この方法で入れました。細部はニードルファイルで整えています。