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インスペクターバッヂ バツヂパッチ 75th記念バッヂ

IRS/Internal Revenue Service-インターナル レベニュ− サービス(国家歳入庁)はU.S.トラジュリーデパートメント(財務省)に属し、税金の徴収を主とした業務を行っている。



IRS-CI特別捜査官
その中で脱税、金融に関する犯罪を主に取り締まる組織がCriminal Investigation(犯罪捜査局)であり、IRS-CIと呼ばれる。CIの本部はワシントンDCにあり、全米にある6つのリージョナルオフィス及びリージョナルオフィス内にある35のフィールドオフィスの管轄内の脱税、金融関係の犯罪、マネーロンダリングにかかわる犯罪捜査の指針を決定し、また大規模な場合には指揮を取ることもある。リージョナルオフィスはノースアトランティック、ミッドアトランティック、セントラル、サウスイースト、ミッドステーツ、パシフィックの6つの地区にわかれ各地区にフィールドオペレーションディレクターがおり地区内での犯罪捜査の統括指揮を行う。

フィールドオフィスは各地区に35づつ配置され、担当地域の直接の犯罪捜査を担当する特別捜査官が常駐する。またこれらとは別に、全米に10のフラウド ディテクション センター(税金不正払戻調査センター)が設置されており、書面あるいは電子情報などによる税金の不正払戻の捜査を担当する捜査官が常駐する。

海外では、ドイツ、コロンビア、フランス、メキシコ、中国、カナダの各国にマネーロンダリングや国際的な金融犯罪を取り締まるためのオフィスがあり、捜査官が戦略的に配置されている。またIRS-CIは市、郡、連邦の捜査機関と協力して捜査を行い、その中には多数の連邦組織で構成されるタスクフォース、大統領候補のキャンペーンの際の警備、潜入捜査等も含まれている。

IRS-CIの特別捜査官になるためにはジョージア州グリンコにある連邦法執行トレーニングセンターで8週間の犯罪捜査の基礎や小火器の取り扱いを学習した後、12週間の税金、法律、コンピュータ等による不正脱税、マネーロンダリング、金融犯罪などの学習を行い、さらに
潜入捜査、電子機器を使用した情報の収集法、鑑識、法廷手続等について学習する。