BUREAU OF ALCOHOL TOBACO AND  FIREARMS
映画アンタッチャブルでおなじみのエリオットネスはATF初期の捜査官です。その1930年代のバッヂ。 SWAT用サブテュードパッチ レイドバッヂ
ATF(ビューロ オブ アルコール、タバコ、ファイアアームス 連邦アルコール、煙草、火器取締局)は財務省に属し、暴力犯罪の阻止、火器に関わる税金の徴収、公共の安全などを主な業務とし、アルコール、タバコ、火器、爆発物、放火に関する連邦法の執行を他の機関と協力して行っている。

アルコール飲料の業界において、ATFはワイン、ウイスキー、ビールの蒸留所、醸造所、アルコール飲料の輸入者、卸売業者の営業許可、業務の監査などを行っている。ATFのナショナル ラボラトリー センターには市場で売買される新しい製品のテスターがおり、食品衛生局が定めたガイダンスに基づき、消費者の健康を守るため法で定められた原材料が使用されているかどうかのテストを行う。
アルコールプログラムの最終的な目標は、酒税の正しい徴収、脱税、犯罪者のアルコール業界への侵入の阻止、密輸、ラベルの偽造、酒税の脱税に関する賄賂の調査など、アルコール業界関係の違法行為に関しての捜査、法の執行を行うことにある。

たばこプログラムの目標は、たばこ税の徴収とたばこ製造業、輸入業、たばこ輸出のための倉庫など運営の申請の許可などである。ATFはたばこ商品の密輸、連邦たばこ税法の違反に関する捜査を行う。

ATFは暴力犯罪における、火器が成す役割を認知しており、集中的な取締を行っている。捜査の優先順位は武装した暴力犯と常習犯罪者、麻薬密輸業者、麻薬がらみのテロリスト、武装ギャング集団、国内外の武器証人の取締に集中している。またATFは銃火器の所持ライセンスの発行、申請の受付と調査を行っている。銃の売買に関して法の執行に協力するため、また犯罪者が違法に銃を買うことを阻止するため銃の製造番号の照合と調査を行っている。申請者には銃の記録を正しく保管するように教育をおこなっている。

1978年、ATFは、連邦、州、市などの捜査機関を、大規模な放火、爆発の現場において支援するためのチームを編成した。NRT(ナショナル レスポンス チーム)は4つのチーム別れ、アメリカ全土をカバーする。おのおののチームは24時間以内に現場の捜査において州、市、その他地元の法執行機関、消防を支援することができる。1995年の間にNRTは21回出動している。その内18回は放火で、3回はオクラホマシティの爆破事件であった。チームのメンバーはベテランの特別捜査官、放火捜査専門の係官、爆発物を専門に捜査する警察犬等から構成され、爆破、放火現場の再現、出火の原因の調査、破片などからの爆発物の特定を行う。アメリカ全土にこのチームの装備が満載された車両が配置され、いつでも出動できるように万全の準備がされている。